今日も創造性の高いお仕事をされているデザイナーの皆様こんにちは・こんばんは。
MBTI診断で「ISTJ(管理者)」と診断された私です。
ISTJは世界で最も人口が多いとされていますが、日本においては比較的少なく、生きづらさを感じてる方も多いかもしれません。
そんなISTJが社会で生きていく上で、どんな仕事に就いたらよいのか。
ISTJはデザイナーに向いているのか、向いていないのか。考えます。
MBTI診断とは
MBTIとは、「Myers–Briggs Type Indicator(マイヤーズブリッグスタイプ指標)」の略で、1962年に米国人の親子「キャサリン・ブリッグス」と「イザベル・マイヤーズ」によって作られた質問紙方式の性格検査。
心理学者のユングが1920年代に提唱した心理タイプ理論がベースとなっており、「外向性と内向性」「感覚と直感」「思考と感情」「判断と知覚」の4つの指標で人の性格を16タイプに分類しています。
それぞれの指標の意味は以下のとおり。
- 外向性(E):外界に目を向け、人と関わることを好む
- 内向性(I):内面に目を向け、一人で考え事をすることを好む
- 感覚(S):現実的で具体的なものを好む
- 直感(N):抽象的で概念的なもの、可能性を好む
- 思考(T):論理的に物事を判断する
- 感情(F):感情的に物事を判断する
- 判断(J):計画的で秩序を好む
- 知覚(P):柔軟で臨機応変なことを好む
上記組み合わせのうち、私はISTJと診断されました。では次に、ISTJの説明です。
ISTJ(管理者)
ISTJは「管理者型」とも呼ばれ、内向的で、感覚的で、思考的で、判断的な性格。
現実的で具体的なものを好み、論理的に物事を判断します。また計画的で秩序を好み、物事をやり遂げることに重点を置いています。
責任感が強く、義務を果たすことに誇りを持ち、忠実で信頼できる性格です。また伝統や規則を重んじ、物事を現実的に見る傾向があります。細部にまで気を配り、物事を正確に行うことに重点を置いています。組織的で効率的な性格で、物事を効率的に行うことにも長けています。
自分の信念や価値観を守ることに固執する傾向があり、頑固に見えてしまうこともあります。また変化に抵抗する傾向があり、柔軟性に欠けることも。
ISTJの有名人
- ウォーレン・バフェット(投資家)
- ビル・クリントン(第42代アメリカ合衆国大統領)
- スティーブ・ジョブズ(Apple共同創業者)
- コリン・パウエル(元アメリカ合衆国国務長官)
- アンゲラ・メルケル(元ドイツ連邦首相)
- マーガレット・サッチャー(元イギリス首相) など
アメリカ発祥ということで海外有名人の情報が多い上、日本の有名人は憶測の情報ばかりでしたので掲載しません。
ISTJの適職
- 会計士
- 弁護士
- エンジニア
- 警察官
- 秘書
- 税理士
- 裁判官 など
ISTJの特徴から導かれた職業のようですが、なんかこう、固いですね。
ただ年収は高そう。
ISTJに向いていない仕事
ここからがタイトル回収。上記適職のように、ISTJに向いていない仕事も各所で掲載されています。それは以下の通り。
どうですか、ISTJと診断されたデザイナーの皆さん。不愉快でしょうw
各所に書いてある説明によれば、「創造的かつ自由奔放で、不規則な仕事をするのに苦労する可能性があり、ルールや規範などを好むISTJ型の人には向いていない」とのこと。
確かに、上記説明を読めば読むほど、このような正確には創造的な仕事は不相応な感じがしてきます。
しかし果たして、ISTJは本当にデザイナーに向いていないのでしょうか?
私は、デザイナーは何も「自由な発想力」があれば務まるものではないと常々思っておりまして。
ことデザインにおいては、ユーザーの目線・体の動きを予測し、情報獲得後に任意のアクションへの誘導、そのデザインに至った根拠説明など、理論や根拠に基づいてデザインを行う必要があることがほとんどです。
これがアーティスト・アートであれば、この能力はそこまで求められないかもしれません。
明確な目的やコンバージョンがなくても、感情の赴くまま、気持ちをぶつけた作品が見る者・聴くものの心を動かし、何かを考えるきっかけを与えることで良しとするのですから。ここがアートとデザインの違い。
「デザイン性が高い」というのは、「作品そのものの美しさが高い」のではなく「問題解決力が高い」とイコールということです。
デザインの領域は見た者・聴いた者の行動をコントロール・誘導を含めてデザインなるので、ある程度のデータの蓄積やその分野の知識を必要とします。この点において、ISTJの能力は大いに発揮されるのではないかと。
デザイナー歴10年以上かつISTJの私は、訴求力の高い広告物を制作することが得意です。コスパの悪い行動を毛嫌いするので、既に誰かが制作したであろうプレーンなオブジェクトはバレないように使いまわすし、曖昧な表現は混乱を招くとして事実や根拠に基づいた表現に努めます。
これにより、比較的「引き算のデザイン」をする傾向にあるのですが、他のISTJのデザイナーさんはどうでしょうか?
こんなデザイナーも世の中には存在しますので、適職ではないからといって残念に思ったり、転職を考える必要はないと思います。(そんな極端な人いないでしょうが)
あくまで性格診断の1つと捉える
私個人の感覚ですと、性格診断の精度は「合ってる部分もあるし合ってないと感じる部分もある」し、適職診断においても、作り手がその仕事に求められる能力を十分に理解したうえで分類しているも思えません。
一般的に想像する仕事と各キャラクターを連想的に紐づけている程度かと思うので、適職に該当しないからと言って重く考える必要はないでしょう。
どの職種においても庶務的な仕事は存在するし、時には専門性も必要だし、統率力が求められることもあります。
どの仕事についても、自分の特性を生かせる場所であれば、いわゆる「適職」なんて無視して良いのかもしれません。