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プチプチうらない値上げのニュースを受けてホームページを見たら衝撃だった

2023年2月21日(火)、大阪の菓子メーカー「チーリン製菓」(本社、大阪府八尾市)が、累計販売数3億9千万枚(2022年1月時点)を誇る人気商品「プチプチうらない」の値上げを発表。
1985年の発売以来ずっと20円だった同商品が、昨今の原材料費高騰のために、2023年3月出荷分から30円に値上げするとのこと。同シリーズの「プチプチ占いラムネ」「プチプチうらない イチゴミルク味」も同様です。

この菓子の存在は知っていたのですが、「チーリン製菓」という駄菓子メーカーは初めて認識しまして。これは今後のためにもと思ってホームページを訪ねたところ、そのクオリティが衝撃的だったという話。

 

チーリン製菓とは

株式会社チーリン製菓は、昭和35年(1960年)9月創業の大阪の老舗お菓子メーカー。

プチプチうらないチョコカギっこチョコプチガムなどは、私も子供の頃食べていた記憶があります。懐かしい。

ちなみにチーリン製菓の「チーリン」は、「チャリーン、チャリーンという小銭の音」が由来。いつの時代も子どもたちが小銭で買える、おいしく楽しいお菓子を販売するようにとの願いが込められているそうです。

社名の由来、心が洗われるようですね。
小さな子供をターゲットにしたビジネスでは、高単価は難しい=長期経営はテクニックが必要?と考えるのですが、半世紀以上も継続されているというのは、かなりの経営手腕があるのでしょうね。清らかなビジョンの前では、この考えも愚考ですかね。

チーリン製菓の謝罪内容

この告知でチーリン製菓はTwitter謝罪ツイートをしているのですが、その内容が注目を集めました。

ごめんなさい。『ぷちぷちうらない』は発売から38年間、20円の価格でがんばってきましたが各種費用の高騰で2023年3月出荷分から30円に値上げさせていただきます。ごめんなさい…。『お腹とこころを満たす菓子』をモットーにこれからもチーリン製菓は精進してまいります。ご理解と引続きのご愛顧いただければ幸いです

これを受けたファンからは、「謝らないで!応援してます」「30円でも安いですよ」「38年も同じ値段だったんですね」「20円で頑張ってもらえていたことに感謝します」「みんな受け入れてくれるはずです」「遠足に持って行った思い出があります」「親子2代で買ってます」「継続販売ありがとうございます」などの応援の声が寄せられました。

チーリン製菓のホームページ

「駄菓子業界も大変だなぁ」と思いながら、おもむろに同社のホームページへとマウスが進みましたところ、そのクオリティに衝撃を受けた。

ご覧ください。これが創業60年の老舗駄菓子メーカーの2023年時点での公式ホームページです。

株式会社チーリン製菓 公式ホームページ

株式会社チーリン製菓 公式ホームページ

なんつぅかこう…すごいですよねぇ(語彙力)

手書き風のキャラクターに、手書き風の文字。色はすこぶるカラフル。
子供が喜ぶ、親しみやすい、あたりがサイトのテーマでしょうか。

ページのソースを確認してみたところ、昔流行っていたtable組みで構成されており、制作年は不明。しかし、このホームページデザインを長ーく愛用していることは間違いないでしょう。

同業他社のホームページ

では他のお菓子メーカーのホームページはどうなっているんでしょう?

比較のため、うまい棒の「やおきん」、ココアシガレットの「オリオン」を見てみました。

やおきんドットコム
オリオン株式会社
左:株式会社やおきん 右:オリオン株式会社

うーん、お金かけてますねぇ。

その他の駄菓子メーカーのサイトも同程度のクオリティで仕上がっていますので、よければ見てみてください。

リニューアルしないのは経費節約?

さてここで、もしチーリン製菓さんのホームページをリニューアルとなると、ページ数が多いので結構お金がかかると思います。
そしてそれでかかった経費は、販売する商品に上乗せして回収しないといけなくなるでしょう。

しかしチーリンさんはそうしない。
ちょっとホームページが古めk(ry …懐かしさが漂ったとしても、『お腹とこころを満たす菓子』を『いつの時代も子どもたちが小銭で買える』ように努力されているんだなと思いました。

いつも子どもたちのために頑張ってくだってありがとうございます、チーリン製菓さん。